新しい世界の物語 〜聖なる豊かさ〜

新しい地球での生き方を綴っていきます

後日譚

☆ゴールデンフォックスくん
 
富士登山の前に、末娘が「聞きたい事があるの。」と言います。
表情が怯えたようにこわばっています。
夕食の準備の時聞いた話はこうです。
最近、キツネのお面をかぶった人が背後に立って自分をみているのだと言います。
キツネのお面は金色で両ほおに緑のラインが描いてあるそうです。
(ええ~?)
我が家はかなり守られていると思っていましたので、ネガティブなものは入り込んでこないと信じていました。
気持ちよくない話でしたが、軽く感じてみて「悪いものではないから大丈夫、後でよくみてみるね。」
実際、そう感じました。
 
夕食後内にきくと、それはインディアンだと言います。チェロキー族だそうです。
「インディアンだって言うよ?どう感じる?」
すると彼女も落ち着いてきてハートにアクセス。そして「中間。」
 
へ?中間ってなんだ???
それからストーリーが見えてきました。私がインディアンの酋長だったとき、両親を亡くした白人の男の子を
子供として引き取りました。娘はその私の娘で、男の子よりも年下でした。
彼は大きくなって立派なインディアンの戦士になりました。
賢くてすばしこいところから、そして美しい金髪だったので、金色のキツネと呼ばれたそうです。
 
その話がわかると娘の心の目からもお面がなくなり、金髪の白人インディアン(白人であるインディアン=
これが中間の意味です)の男性が見え始めました。
そしてそれは人の良い、温かい目で彼女を見てくるので、「もう怖くない。」と言いました。
ただし娘は「今度来るときは一人の時背後に立つのをやめてほしい!!」と怒っていました。
でも、そのくらいしなくては自己アピールできないとでも思ったのでしょうか?
 
彼は、過去、彼女の兄でもあったし、父であった私になんとか1つ恩返しをしたいとやってきたのです。
富士登山はもしかすると大事なミッション?・・・それに向けて何か一つ頼みごとをしてくれと、言うのです。
インディアン(ネイティブアメリカン)って以前から思っていたけれど、本当に義理がたい方達です。
彼に留守宅になる家や、子供達の守護をお願いしました。
今はもう、その役目を果たし、満足してまた霊界・・いや、宇宙に自分でサッサと帰っていきました。
 
 
☆もう一つの富士登山、Nさんグループのストーリー
 
富士登山の時、吉田ルートから夜スタートで登り始めたもう一つのグループがあります。
本当はNさんがこの富士登山を言い始めた方ですので、別に別れて登ったのは私達。
私は初トライで夜登りには自信がなかったのです。
このグループも初心者にも関わらずNさんと彼女のお母さん以外、山頂登頂に成功されました。
そして、Nさんの「私達の分まで祈ってきて下さい。」の呼びかけにしっかり応えて下さったそうです。
(素晴らしい☆)
Nさんとお母さん(お母さんは直前に参加を決められたそうです。)は凄く頑張って、
6合目で力尽きて、そこにとどまって祈りました。星がとても美しかったそうです。
Nさんは随分回復されていらっしゃるものの、まだ登山向きのお身体の状態ではありませんでした。
でも、向かわれたことだけでなく終始、チームのまとめ役でした。その勇気が素晴らしいです。
お母さんも急遽参加されただけでなく、ご高齢、当初は五合目で待つ
つもりが少しでも力を出したくて6合目に向かわれたのだそうです。
そう、お2人にとって6合目というのは実に凄い頑張りだったのです。
おかげで、親子関係がより良くなったそうです。
Nさんに多くの気付きがあったことは、そのお顔が物語っていました。
そして登り切った方達も、それぞれ極限の中、色んな現象が起こり、学ばれたと思うとおっしゃっていました。
富士登山では、多くの方がぎりぎりの精神状態になるからこそ、
色んな状況にさらされて通常では気付けないことをつきつけられ、気付かされると感じました。
 
そういえば、富士宮から一緒に登った仲間の方達も随分たくましい、自信をもった表情になったと思います。
私も主人のことを頼もしく感じ、感謝する気持ちが出てきて、日常生活にも微妙な変化が。
(これまでは私の心の鏡でした・・)
その後Y・Nちゃんから自己リーディングのメッセージ・メールも頂きました。その内容から・・・
大きな挑戦による、いっぱいの気付きにより、富士登山が私達の人生を大きく前進させてくれたんだ
と改めて感じました。